PRP療法とは
私たちには、もともと創傷治癒機能が備わっています。そのため、例えばナイフで手を切ってしまったときには、その創傷によるダメージを修復し、組織を再生することが出来ます。PRP療法は、このように私たちが本来持っている創傷治癒のメカニズムに着目して行われるようになった治療法です。血液中の血小板を高濃度に濃縮させた液状成分を注入することにより、創傷治癒を促進する効果が期待できます。野球の大谷翔平選手や田中将大選手も治療を受けました。
失われた組織や器官を再建する外科分野の中でも、「自分の生きた細胞によって失われた組織を再生させる」という組織工学に基づいた方式であり、副作用などの問題が比較的に少ない安定した治療として、さまざまな分野で研究と応用が進められています。例えば、歯科領域ではインプラント治療に関連してPRPが導入されていますし、美容医療領域においても用いられるケースが増えています。
当院ではPRP療法を取り入れています
当院では、患者さんの希望によってPRP療法を取り入れることにより、治療期間を大幅に短縮しております。私たちの血液中の血小板を高濃度に濃縮させた液状成分を使用いたしますので、創傷の治癒を早める作用があります。なお、ご自身の血液を使用しますので、副作用は少なく安全に使用することができます。
主なメリット
- 自分自身の血液を使用するので副作用が少ない。
- 身体への負担が少ない。
- 他の治療法で効果が見られなかった場合にも、痛みの軽減が期待できます。
- 治癒までの期間を短くできることがあります。
主なデメリット
- 重症な合併症がある方には行えません。
- 保険が適用されておらず、自費診療となります。
- がんの治療中の方も行えません。